
投資未経験者です
NISAで投資を始めようと思うんだけど、いろんな金融機関で口座開設できるみたい
どこで口座を作ればよいのかな?
NISAがさまざまなメディアで取り上げられるようになり、投資を始める方は年々増えています。
金融庁の調査によると、2024年12月末時点で累計2,560万のNISA口座が開設されており、前年比21%も増加したそうです。
NISAで投資を始めるにあたって、まずはNISA用の口座(以降、NISA口座)の開設が必要です。
実はこのNISA口座、どの金融機関で作るかによって使い勝手や得られるメリット・デメリットが異なります。
そこで本記事では、どこでNISA口座をつくるのがよいか、各金融機関のメリット・デメリットをもとに解説します。
本記事の内容
- NISA口座を開設する金融機関の選び方
- 主だった金融機関のメリット・デメリット
- NISA口座開設におすすめの金融機関
「NISAで投資を始めよう」とお考えの方は、ぜひこの記事をご参照ください。
参照元:金融庁 NISA に関する有識者会議(第1回)議事次第説明資料
もくじ
NISA口座は1人1口座しか持てない

前提として、NISA口座は1人1口座しか持てません。
「〇〇銀行で1口座、△△証券会社で1口座」といったように、違う金融機関を使っても複数の口座は開設できないのでご注意ください。
口座開設の申請に際して、金融機関と税務署による審査が行われるので虚偽の申請はできません。
なお、口座を開設したあと、ほかの金融機関に乗り換えることは可能ですが、1年(1月〜12月)に1回限りです。
くわえて、変更手続きは前年10月1日から当年9月30日までのあいだに行う必要があります。
1月1日以降に変更前の口座で買い付けてしまうと、その年は金融機関の乗り換えはできません。
NISA口座の乗り換えには制限が多く手続きも煩雑なので、かなりめんどくさいんですよね……
乗り換えることなく長期にわたって使いつづけられるのがベスト、といえます

NISA口座を開設する金融機関の選び方

NISA口座を開設する金融機関を選ぶときは、次の3項目をチェックしてみてください。
金融機関を選ぶポイント
- 手数料
- 取扱商品
- 利便性
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
選び方①手数料
株式や投資信託の取引に発生する手数料の額は、同一商品であっても金融機関ごとに異なります。
利益を多く得るには、手数料ができるだけ安い金融機関を選ぶのが肝心です。
NISAで金融商品を購入すると、以下の手数料(費用)がかかります。
| 手数料項目 | 詳細 | 徴収方法 |
|---|---|---|
| 運用管理費用(信託報酬) | ・投資信託の運用管理にかかる費用 ・運用会社、販売会社、信託銀行にそれぞれ支払われる | 信託財産から日々差し引かれる |
| 信託財産留保額 | ・投資信託を信託期間中に換金する際に支払う費用 ・信託財産に留保されるため、基準価額に反映される | 解約代金から差し引かれる |
| 売買手数料 | ・株式の売買で発生する費用(委託手数料) ※無料の場合もある | 購入時に支払う |
| 購入時手数料(販売手数料) | ・投資信託の購入で発生する手数料 ※無料の場合もある | 購入時に支払う |
上記の手数料は、金融機関によって数%もの差が生じます。
「数%程度なら、大した差にはならないんじゃない?」と思うかもしれませんが、この差を軽視するのはNGです。
実際、株式や投資信託の利益率は、年5~9%程度が現実的な数字といわれています。
なお、実店舗を持たないネット証券は、手数料が比較的安い傾向にあります。
選び方②取扱商品
NISAで購入できる商品のバリエーションは、金融機関によって異なります。
投資するなら、選択肢は大いに越したことはありません。
以下の表は、主要な金融機関の取扱商品数をまとめました。(2025年11月時点)
| 金融機関の分類 | 金融機関名 | つみたて投資枠 (銘柄数) | 成長投資枠 (銘柄数) |
|---|---|---|---|
| 銀行 | みずほ銀行 | 16 | 106 |
| 三菱UFJ銀行 | 24 | 400 | |
| 三井住友銀行 | 4 | 97 | |
| 対面証券 (証券会社) | みずほ証券 | 12 | 77 |
| 大和証券 | 36 | 205 | |
| 野村證券 | 20 | 480 | |
| ネット証券 (証券会社) | 楽天証券 | 277 | 1042 |
| SBI証券 | 281 | 1450 | |
| マネックス証券 | 272 | 1265 |
上記の表を見ると、ネット証券3社の取扱商品数が圧倒的に多いことがわかります。
また、個別株は証券会社(対面証券・ネット証券)でしか買えません。
株式の売買をするなら、おのずと銀行が選択肢から外れます。
具体的な商品名を知りたい方は、各金融機関のホームページをご確認ください。
選び方③利便性
金融機関を選ぶにあたって、利便性(使いやすさ)も大切な要素です。
パソコンやスマホの操作が苦手、プロに相談したいといった方なら、窓口のある銀行や対面証券がよいでしょう。
一方、対面でのやりとりを求めておらずWebで完結させたい方であれば、ネット証券がおすすめです
また、ポイント制度の有無もチェックしておきましょう。
一部の金融機関では、サービスの利用に応じてポイントがもらえる制度を設けています。
ご自身が普段から使っているポイントサービスに連動しているなら、投資とポイ活の一挙両得ができます。
主要金融機関のポイント制度の有無を表にまとめましたので、ご参照ください。
| 金融機関の分類 | 金融機関名 | 対応クレジットカード | もらえるポイント |
|---|---|---|---|
| 銀行 | みずほ銀行 | なし | |
| 三菱UFJ銀行 | なし | pontaポイント | |
| 三井住友銀行 | なし | ||
| 対面証券(証券会社) | みずほ証券 | なし | |
| 大和証券 | なし | ||
| 野村證券 | なし | ||
| ネット証券(証券会社) | 楽天証券 | 楽天カード | 楽天ポイント |
| SBI証券 | 三井住友カード | Vポイント | |
| マネックス証券 | dカードマネックスカード | dポイント | |
投資とポイント制度の連携は、一度設定してしまえば手間がかからないのも魅力です。
【金融機関別】NISA口座を開設するメリット・デメリット

NISA口座を開設できる主な金融機関は、以下の3つです。
NISA口座を開設できる金融機関
- 銀行
- 対面証券(証券会社)
- ネット証券(証券会社)
本項では、各金融機関でNISA口座を開設するメリット・デメリットをお伝えします。
銀行
みずほ銀行や三菱UFJ銀行といった、一般的な銀行(メガバンク・地銀など)でもNISA口座の開設が可能です。
銀行でNISA口座を開設すると、以下のメリット・デメリットが生じます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・預金とあわせて管理できる ・担当者に投資の相談ができる ・対面でサポートを受けられる | ・金融商品の種類が少ない ・手数料が高い ・ポイントの優遇制度が少ない ・店舗に出向く必要がある |
証券会社を使ったことがない方や、スマホやパソコンの操作が苦手な方は、銀行を利用する傾向にあります。
普段から使っている銀行だからこそ安心感を得られるのも、魅力です。
ただし、ネット銀行に比べて手数料が高く、ポイント制度との連携もほとんどないので、金銭的なメリットは少ないといえます。
対面証券(証券会社)
証券会社は、営業形態によって「対面証券」と「ネット証券」に分類できます。
銀行と同じく実店舗があり、対面でやり取りできる証券会社が対面証券です。
ネット証券と比較されがちな対面証券ですが、次のメリット・デメリットがあります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・担当者に対面で相談できる ・直接サポートを受けられる | ・金融商品の種類が少ない ・手数料が高い ・ポイントの優遇制度が少ない ・店舗に出向く必要がある |
対面証券のメリットは、銀行と同じく対面でやり取りできる点です。
「銘柄の選定や運用をすべて任せたい」「担当者との関係性を重視したい」といった方に適しています。
ネット証券(証券会社)
対面証券と異なり、実店舗がなくWeb上で取り引きを完結できるのが、ネット証券です。
ネット証券のメリット・デメリットを見てみましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・金融商品の種類が多い ・手数料が比較的安い ・ポイントの優遇制度が多い ・すべてWebで完結する ・好きなタイミングで取引できる | ・対面でのサポートを受けられない ・通信障害などによる機会損失リスクが生じる |
ネット証券は、運営コストの削減により低価格を実現しています。
また、多くのネット証券ではポイント優遇制度も導入しており、金銭的メリットを享受しやすいのも魅力です。
ただし、スマホやパソコンの操作が必須なので、機械やインターネットに苦手意識がある方には不向きかもしれません。
おすすめはネット証券(楽天証券・SBI証券)

前項で説明したとおり、金融機関によってメリット・デメリットは異なります。
それぞれを見比べ、自分が使いやすいと感じる金融機関を選びましょう。
そのうえで、投資利益を最大化させるなら“ネット証券”がおすすめです。
投資において「手数料が安い」「商品のバリエーションが多い」といった特徴は、大きな強みといえます。
なお、日本には数え切れないほどのネット証券が存在します。
そのなかから、ご自身に合った1社を選び出すのは非常に大変なことです。
そこでここからは、オリコン顧客度満足度ランキング1位を獲得した人気ネット証券『楽天証券』と『SBI証券』を紹介します。
筆者の見解ですが、楽天証券かSBI証券を選んでおけば間違いないと思っています!

楽天証券
楽天証券はその名のとおり、楽天グループのネット証券会社です。
楽天証券がおすすめの人
- 楽天カードを使っている
- 楽天銀行を使っている
- パソコンよりスマホを使う
楽天証券の強みは、楽天カードや楽天銀行と連携させられる点です。
投資信託の積み立てを楽天カードで決済すれば、積立金額に応じて楽天ポイントが付与されます。
貯まった楽天ポイントは、そのまま投資に回すことも可能です!

楽天銀行と紐づければ、0.08%ほど金利がアップする特典もあります。
また、楽天証券のアプリは、わかりやすく直感的に操作できると評判です。
普段からスマホを使う機会の多い方であれば、楽天証券のほうが使いやすいと感じられるのではないでしょうか。
SBI証券
楽天証券と並び、業界トップクラスの支持を得ているのがSBI証券です。
SBI証券がおすすめの人の特徴
- 三井住友カードを使っている
- VポイントやPayPayポイントを貯めている
- 先々、投資にコミットしたい
SBI証券は、三井住友カードでクレカ積立することで、最大4%のVポイントが付与されます。
PayPayポイントやPontaポイントとも連携しており、手持ちのポイントを投資に回すことも可能です。
また、楽天証券よりも取扱商品が多いため、「いずれ本格的に投資に取り組みたい」と考えているなら、先を見据えてSBI証券を選ぶのもよいでしょう。
まとめ

今回は、NISA口座を開設する金融機関の選び方を解説しました。
本記事の内容
- NISA口座を開設する金融機関の選び方
- 主だった金融機関のメリット・デメリット
- NISA口座開設におすすめの金融機関
NISA口座は、1人1口座しか持つことができません。
金融機関ごとに購入できる金融商品や手数料などが異なるため、金融機関ごとの特徴を把握し、ご自身に適した会社を選ぶ必要があります。
手数料と取扱商品数、利便性を鑑みれば、ネット証券がおすすめです。
実店舗がないぶん、運用コストが低く、安い手数料で投資を始められます。
数あるネット証券のなかでも、人気なのが「楽天証券」と「SBI証券」です。
気になる方は、各社のホームページをチェックしてみてください!


