Webライターとは? 業務内容や平均年収も解説

11/05/2023

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質問者

文章を書くことが好きなので、Webライターの仕事に興味があります

業務内容やどれくらい稼げるのか知りたい

政府が副業を推奨した影響もあり、Webライターに挑戦する方は増加傾向にあります。

Webライターは、初期費用はあまりかからず場所にも縛られない、柔軟な働き方を実現できる職業です。
また「日本語で文章を書ければ誰でもできる仕事」ともいわれ、敷居の低さと自由度の高さから副業の選択肢として選ばれています。

そこで本記事では、Webライターの業務内容やいくら稼げるのかを詳しく解説します。

本記事の内容

  • Webライターの業務内容
  • Webライターの平均年収
  • Webライターのメリット
  • Webライターのデメリット
  • Webライターの始め方

副業で何の仕事をやるか決めかねている方、あるいはWebライターの仕事に関心のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

Webライターとは

Webライターとは、インターネット上で公開されるあらゆる文章を執筆する職業のことです。
本や雑誌を手掛けるライターと業務内容は似ていますが、デジタルに特化した方を区分してWebライターとよんでいます。

執筆する文章は、企業のホームページや個人ブログに掲載するコラム、商品の紹介文などさまざまです。
またインタビューや写真撮影、画像選定、入稿作業を担うケースもあります。

WebライターはWebに精通した専門家であり、主に検索上位に表示される記事や、商品の販促につながる記事の執筆を求められます。

Webライターの業務内容

Webライターの業務は、案件の内容によって以下のように細分化されます。

Webライターの業務内容

  • SEOライティング
  • インタビューライティング
  • セールスライティング
  • コピーライティング

それぞれ、詳細を見てみましょう。

SEOライティング

SEOライティングは、Web上で検索上位に表示させることを目的とした記事を書く業務です。

SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)のことです
頭文字をとって、S・E・Oですね

Googleなどの検索エンジンで特定の記事を上位表示させ、ユーザーがサイトに流入するよう促す施策を指します

いぐち

企業は、知名度や企業イメージの向上、顧客との接点を増やすといった目的を実現する手段としてSEO記事を活用します。
そのためSEOライティングでは、正確な情報を読みやすい文章に落とし込み、検索したユーザーの悩みを解決できる記事を書く必要があります。

SEOライティングは、Webライターの仕事のなかでも依頼数の多い業務です。
また、どの業務でも求められるスキルが詰まっており、Webライターの基礎業務といっても過言ではありません。

インタビューライティング

インタビューライティングは、インタビュイー(取材の対象者)に取材し、その内容を文章にまとめる業務です。
インタビュイーの対象は、企業のオーナーや社員、スポーツ選手や芸能人まで多岐にわたります。

インタビューライティングの主な目的は、インタビュイーの考えや経験を引き出し、読者にとって価値のある情報を伝えることです。
聞いた話をただ文字お越しするのではなく、テーマに沿って適切に編集し、インタビュー内容をわかりやすく整理する必要があります。

取材と執筆はもちろんですが、アポ取りや事前のリサーチ、質問票の作成もインタビューライティングの業務に含まれます。

セールスライティング

読者に商品やサービスの購入を促す文章を書く業務を、セールスライティングといいます。

セールスライティングの主な目的は、文章の力で顧客の購買意欲を高め、売上アップを図ることです。
そのためライターには、商品やターゲット(顧客)への理解力、魅力を伝えるワードセンスといったスキルが求められます。

セールスライティングは、ランディングページ(LP)やメルマガ、ECサイト、DMなど、さまざまなシーンで活用されます。
クライアントの売上に直結するものであり、ライターにとって非常に重要な業務の一つです。

コピーライティング

コピーライティングとは、言葉で企業や商品、サービスの魅力を伝え、顧客に行動を起こしてもらうための業務です。
テレビCMや広告で見かけるキャッチコピー、宣伝文が該当します。

前項のセールスライティングと混合されがちですが、コピーライティングはブランドイメージの形成を目的としており、直接的に販売を促すセールスライティングとは文章の質やトーンに違いがあります。

コピーライティングで生まれた有名なフレーズを、3つ紹介します

  • JR東海/そうだ京都、行こう
  • ロッテ/お口の恋人
  • カルピス/カラダにピース
いぐち

コピーライティングは、人間心理や商品・ターゲットに対する深い理解、人々の記憶に残る言葉選びといった知識と技術を求められるテクニカルな業務です。

Webライターの平均年収

Webライターの年収は、働き方や経験年数、業務内容によって大きく異なります。

働き方平均収入
正社員423万円(年収)
アルバイト1,189円(時給)
派遣社員1,700円(時給)
フリーランス300万~500万円(年収)
副業100万~200万円(年収)

求人ボックスのデータ(2025年9月時点)によると、正社員の平均年収は423万円でした。
また、アルバイトの時給は1,189円、派遣社員は1,700円です。

フリーランスの場合、平均値で年収300万~500万円前後、稼いでいる方であれば1,000万円を超えることもあります。
副業でWebライターの仕事に取り組まれている方でも、100万~200万円程度稼いでいるケースは珍しくありません。

Webライターは、やり方やがんばり次第で高年収も狙える、夢のある職業といえます。

Webライターのメリット

Webライターとして働くメリットとして、以下の3点が挙げられます。

Webライターのメリット

  • 初期費用が安い
  • 場所や時間を選ばない
  • 高収入を狙える

どういったメリットなのか、順番に解説していきます。

メリット①初期費用が安い

Webライターの強みとして、初期費用が安い点が挙げられます。
まずは、Webライターに必要なものを一覧で見てみましょう。

Webライターに必要なもの

  • パソコン
  • インターネット環境

実際のところ、Webライターの仕事は文字を入力できるパソコンとインターネット環境さえあれば、すぐにでも始められます。
文字入力と検索ができればよいので、ハイスペックのものを揃える必要もありません。

パソコンとインターネット環境なら、すでにお持ちの方も少なくないと思います

購入するとしても、5万円程度のノートパソコンで十分です

いぐち

副業で人気のせどりの場合、商品の仕入れや専用ツールの用意に10万~20万円ほどの初期費用が必要といわれています。

「できるだけお金をかけずに仕事を始めたい」とお考えの方にとって、初期費用がほとんどかからない点は大きなメリットになるでしょう。

メリット②場所や時間を選ばない

Webライターは出勤する必要ないため、いつ・どこで働くかを自由に決められます。
そのため、子育てや介護で自宅を離れられない方でも、スキマ時間を活用して仕事に取り組むことが可能です。

また、前述した通りパソコンとインターネット環境さえあれば作業ができるため、自宅に限らず、カフェ・公園・旅行先と、好きな場所で仕事に打ち込めるのも魅力の一つです。

メリット③高収入を狙える

手軽に始められるにもかかわらず、高収入を狙える点もWebライターの強みです。

実績やスキルのない場合、はじめのうちは低単価案件しか受注できないことが大半です。
クラウドソーシングサービスを見てみると、文字単価0.5円以下の案件も珍しくありません。

そのためWebライターをはじめて間もないうちは、大きく稼ぐのは難しいでしょう。

しかし、案件をこなし実績とスキルが身についてくれば、次第に報酬額は増えていくはずです。
事実、未経験からスタートして、1年程度で月100万円稼げるようになったWebライターもいらっしゃいます。

Webライターは、努力が報酬に反映されるやりがいのある職業といえます。

Webライターのデメリット

メリットの多いWebライターですが、当然デメリットもあります。

Webライターのデメリット

  • 最初は稼げない
  • 収入が安定しない

前項でも触れましたが、Webライターの請け負う案件には報酬が安いものも少なくありません。

くわえて、業務に慣れていないうちは記事を仕上げるのに時間がかかるため、時給単価は低くなりがちです。
「時給換算したところ、100~200円程度だった」といった話は、よくあります。

スキルアップは当然ながら、リサーチ時間を短くするため特定のジャンルに特化する、役立つサイトをブックマークしておくなど、時給単価を上げる工夫が必要になるでしょう。

また、Webライターは会社員のように固定給がもらえるわけではないため、収入が不安定です。
継続依頼が突然打ち切られ、収入がストップしてしまうリスクが常につきまといます。

収入の安定性を求めるなら、専業Webライターではなく、副業Webライターとして会社員と並行して取り組むことをおすすめします。

Webライターになる方法

Webライターになる、基本的なロードマップは以下の通りです。

Webライターになるロードマップ

  1. パソコンとインターネット環境を用意する
  2. ライティングやSEOの基礎を学ぶ
  3. 案件を探して応募する
  4. 仕事を受注したら業務を開始する

先ほどもお伝えした通り、Webライターになるにはパソコンとインターネット環境が必要です。

また、Webライターを始めるのに特別な資格は必要ありませんが、ライティングとSEOの基礎は学んでおいたほうがよいでしょう。
専門書を1~2冊読めば十分です。

仕事を受けるまえに練習しておきたい方は、ご自身でブログを開設してみてはいかがでしょうか。
ライティングの練習になるだけでなく、後々ポートフォリオとしても活用できます。

これらの準備が完了したら、クラウドソーシングサイトで案件を探します。
「自分にもできそう!」と思える案件が見つかったら、思い切って応募してみてください。

無事、仕事を受注できたら、あなたはもうWebライターです。

学習用の書籍や詳しい案件の探し方は、以下の記事で詳しく解説しています

ぜひ、こちらもご参照ください

いぐち

まとめ

今回は、Webライターの業務内容と年収について解説しました。

本記事の内容

  • Webライターの業務内容
  • Webライターの平均年収
  • Webライターのメリット
  • Webライターのデメリット
  • Webライターの始め方

Webライターは、副業としても人気の職業です。
初期費用がかからず、時間や場所にも縛られない点も人気の理由です。

「文章を書くこと」と認識されているWebライターの仕事ですが、SEOライティングやインタビューライティングなど、その業務内容は多岐にわたります。
ご自身の興味のあること、やってみたいことに合わせて案件を探してみてください。

稼げるようになるまでは大変かもしれませんが、Webライターはやりがいを感じられる職業であることは間違いありません。

  • この記事を書いた人

いぐち こうき

二級ファイナンシャル・プランニング技能士のWebライター。前職は飲食店経営者です。 お金に関する知識を“中学生にもわかる言葉”でわかりやすく発信しています。

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